健康サポート

新型コロナワクチンQ&A

Q1 新型コロナワクチンで新型コロナの後遺症も治りますか?

新型コロナウイルス感染症から回復後、倦怠感や息切れ、脱毛、気分の落ち込みなど多岐にわたる症状が出て、持続する人がいることが報告されています。現時点では治療法などは確立されておらず、新型コロナワクチンの接種によって長引く症状が改善したり、症状が出にくくなったりするかどうかもまだわかっていません。しかしワクチン接種の広がりによって、後遺症が出る人を減らすことができるのではないかと期待されています。

Q2 新型コロナワクチンの接種が始まったら新型コロナは終息し、以前の生活に戻れますか?

ワクチンにより集団免疫を獲得できれば、新型コロナが終息し以前の生活に戻れると考えられますが、それがいつになるのか、現時点では正確には予測できません。

どのくらいの割合の国民がワクチン接種を行えば集団免疫を獲得できるかは、感染症の種類によって異なります。例えば、麻疹では95%、ポリオでは80%の国民がワクチン接種を受ける必要があります。新型コロナウイルスに関しては、理論的には全人口の60〜90%がワクチン接種を行えば集団免疫を獲得できると推測されています。しかし集団免疫が獲得できるか否かは、ワクチンの接種率以外にも、既存のワクチンに対して抵抗性のある変異ウイルスが流行するかどうかや、ワクチンの効果がどれくらいの期間持続するかにも影響を受けるため、理論通りにいかない可能性も十分にあるのです。

ワクチン接種に伴い新型コロナの感染拡大の勢いが収まってくれば、外出やイベント開催などの制限緩和が少しずつ進むと予想されます。しかし大多数の国民がワクチン接種を終えるには長い期間を要すると予想され、少なくとも当面は、感染予防策をまったくしなくてよくなるのは難しいと考えられます。


このコーナーでは、新型コロナウイルスワクチンに関するQ&Aを毎週2題ずつ掲載していきます。
Q&Aは書籍『日米で診療にあたる医師ら10人が総力回答! 新型コロナワクチンQ&A100』からの転載です。


ページの先頭に戻る


■ 関連リンク